フランススナップショット小紀行(27)聖なる炎をあげるシャンボール城2014/03/08 09:45

シャンボール城を目の前にして
なんとも奇怪な感じがした
天に向かって無数の手が伸び出しているようにも
胴体がちぎれて内臓が飛び出しているようにも
フランス シャンボール城
ここを住む神様はサラマンダー
火に住むサラマンダーは聖なる炎を養い悪の炎を駆逐するという
屋上に立ち並ぶ無数の塔は聖なる炎をあげるものなのか
シャンボール・サラマンダー
この城の基本形は
中央の塔を四つの大きな塔が囲み二つの翼塔が腕を伸ばしている
中央の塔、四つの塔、二つの翼塔の合計七基の塔のてっぺんには
ドーム型屋根を円柱が支えた共通した形の小塔が付いている
テラスに登って塔を見ると
その小塔以外は円柱であったり角柱であったりして
三角や四角や丸などの模様や付け柱みたいな装飾がごてごてと施されている
このさまざまな塔は多分無数の暖炉の煙突であろう
城の無数の暖炉で燃え盛る炎は聖なる炎を宿す
この城はまさにサラマンダーの住処に似つかわしい
フランス シャンボール城
この城はイタリアルネサンスの建築様式を取り入れているという
このテラスもその一つであると言う
翼塔に付けられた外付けの螺旋階段や一階の開廊などもその特徴であろう
シャンボール城 外付けの螺旋階段
イラリアルネサンス様式だと言われて建物を見たのは初めてでその特徴を
つぶさに把握することは困難でありました
いずれにしてもその様式の城の最初の印象は
城へ向う通りにあったサン・ルイ広場の冬枯れの木のイメージであったのでした
シャンボール サン・ルイ広場
イタリアルネサンスの建物は別のところで見る宿題にしました


     フランス共和国 シャンボール  (2014年1月23日)

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