フランススナップショット小紀行(23)田園風景 ― 2014/03/01 08:55
フランススナップショット小紀行(24)水かさを増すロワール河 ― 2014/03/02 23:44
フランススナップショット小紀行(25)午後7時のトゥール駅 ― 2014/03/05 20:03
ロワール川流域の古都トゥールに泊った
夕食後散歩に出ると
ホテルの隣がトゥール駅だった
夕食後散歩に出ると
ホテルの隣がトゥール駅だった
この駅の設計者はパリのオルセー駅と同じヴィクトール・ラルーである
カマボコ型の天井屋根が二つの駅の形の共通点だ
日本の駅のように改札口がない
乗客でない私でもホームまで自由に行ける
構内に機関車の煙や蒸気が立ち込める昔情緒はない
ホームの先まで見通せる澄んだ空気の構内はドアーの閉まる音だけが響き味気ない
カマボコ型の天井屋根が二つの駅の形の共通点だ
日本の駅のように改札口がない
乗客でない私でもホームまで自由に行ける
構内に機関車の煙や蒸気が立ち込める昔情緒はない
ホームの先まで見通せる澄んだ空気の構内はドアーの閉まる音だけが響き味気ない
ここでは列車の発車ホームが日によって異なるのであろうか?
これから乗る列車は何番線に入線するのだろうか?と
乗客は真剣に電光掲示板を見上げている
これから乗る列車は何番線に入線するのだろうか?と
乗客は真剣に電光掲示板を見上げている
構内アナウンスもなく構内は静かだ
隅に一台のピアノが置いてあったのには驚いた
黒い影が演奏を始めた
隅に一台のピアノが置いてあったのには驚いた
黒い影が演奏を始めた
パリの地下鉄の中でいきなりアコーデオンを弾く男
パリの地下道で数人が集まってバンド演奏を始める
そしてここトゥールの構内のピアノ
フランスの街はいつどこででも音楽が飛び出しても不思議はないのだ
パリの地下道で数人が集まってバンド演奏を始める
そしてここトゥールの構内のピアノ
フランスの街はいつどこででも音楽が飛び出しても不思議はないのだ
フランス共和国 トゥール (2014年1月23日)
フランススナップショット小紀行(26)午後7時のトゥールの街 ― 2014/03/07 09:07
トゥール駅に平行して電車(トラム)の停留所がある
列車を降りた人や買い物客は電車に乗って自宅に向かう
列車を降りた人や買い物客は電車に乗って自宅に向かう
ジャン・ジョレス広場
広場の両側に噴水が水をあげている
正面のバロック風の建物が建っている
威厳のある建物だから市庁舎や博物館ではないかと思いきや
ホテル(Hotel de Ville)である
広場の両側に噴水が水をあげている
正面のバロック風の建物が建っている
威厳のある建物だから市庁舎や博物館ではないかと思いきや
ホテル(Hotel de Ville)である
ジャン・ジョレス広場にテントのカフェが並ぶ
テントの中で小さなテーブルが並び赤い光が窓の外に漏れていた
店はカップルの客で賑わい始め
すでに向き合った二人が肘をつきわせ楽しそうに語らう姿がいくつも重なる
そのシルエットは男女であり、男同士であり、女同士でもある
夜がフランス人のもっとも楽しみとする時間
彼らは僕たちより人生を楽しむ達人たちだ
夜遅くまで楽しく語り合うそんな彼らがとても羨ましく思えた
テントの中で小さなテーブルが並び赤い光が窓の外に漏れていた
店はカップルの客で賑わい始め
すでに向き合った二人が肘をつきわせ楽しそうに語らう姿がいくつも重なる
そのシルエットは男女であり、男同士であり、女同士でもある
夜がフランス人のもっとも楽しみとする時間
彼らは僕たちより人生を楽しむ達人たちだ
夜遅くまで楽しく語り合うそんな彼らがとても羨ましく思えた
日本で言えば店さきの歩道まで小テーブルと丸椅子を並べた居酒屋だろう
ここでW君、O君、Y君、N君、H君などと飲み明かしたら楽しいだろうな
あっ・・雨足が強くなった
妄想を振り払ってホテルへ足を向けた
フランス共和国 トゥール (2014年1月23日)
ここでW君、O君、Y君、N君、H君などと飲み明かしたら楽しいだろうな
あっ・・雨足が強くなった
妄想を振り払ってホテルへ足を向けた
フランス共和国 トゥール (2014年1月23日)
フランススナップショット小紀行(27)聖なる炎をあげるシャンボール城 ― 2014/03/08 09:45
シャンボール城を目の前にして
なんとも奇怪な感じがした
天に向かって無数の手が伸び出しているようにも
胴体がちぎれて内臓が飛び出しているようにも
なんとも奇怪な感じがした
天に向かって無数の手が伸び出しているようにも
胴体がちぎれて内臓が飛び出しているようにも
ここを住む神様はサラマンダー
火に住むサラマンダーは聖なる炎を養い悪の炎を駆逐するという
屋上に立ち並ぶ無数の塔は聖なる炎をあげるものなのか
火に住むサラマンダーは聖なる炎を養い悪の炎を駆逐するという
屋上に立ち並ぶ無数の塔は聖なる炎をあげるものなのか
この城の基本形は
中央の塔を四つの大きな塔が囲み二つの翼塔が腕を伸ばしている
中央の塔、四つの塔、二つの翼塔の合計七基の塔のてっぺんには
ドーム型屋根を円柱が支えた共通した形の小塔が付いている
テラスに登って塔を見ると
その小塔以外は円柱であったり角柱であったりして
三角や四角や丸などの模様や付け柱みたいな装飾がごてごてと施されている
このさまざまな塔は多分無数の暖炉の煙突であろう
城の無数の暖炉で燃え盛る炎は聖なる炎を宿す
この城はまさにサラマンダーの住処に似つかわしい
中央の塔を四つの大きな塔が囲み二つの翼塔が腕を伸ばしている
中央の塔、四つの塔、二つの翼塔の合計七基の塔のてっぺんには
ドーム型屋根を円柱が支えた共通した形の小塔が付いている
テラスに登って塔を見ると
その小塔以外は円柱であったり角柱であったりして
三角や四角や丸などの模様や付け柱みたいな装飾がごてごてと施されている
このさまざまな塔は多分無数の暖炉の煙突であろう
城の無数の暖炉で燃え盛る炎は聖なる炎を宿す
この城はまさにサラマンダーの住処に似つかわしい
この城はイタリアルネサンスの建築様式を取り入れているという
このテラスもその一つであると言う
翼塔に付けられた外付けの螺旋階段や一階の開廊などもその特徴であろう
このテラスもその一つであると言う
翼塔に付けられた外付けの螺旋階段や一階の開廊などもその特徴であろう
イラリアルネサンス様式だと言われて建物を見たのは初めてでその特徴を
つぶさに把握することは困難でありました
いずれにしてもその様式の城の最初の印象は
城へ向う通りにあったサン・ルイ広場の冬枯れの木のイメージであったのでした
つぶさに把握することは困難でありました
いずれにしてもその様式の城の最初の印象は
城へ向う通りにあったサン・ルイ広場の冬枯れの木のイメージであったのでした
イタリアルネサンスの建物は別のところで見る宿題にしました
フランス共和国 シャンボール (2014年1月23日)
フランス共和国 シャンボール (2014年1月23日)
パリの情景スナップショット①エフェル塔のアンテナ群 ― 2014/03/12 11:00
パリの情景スナップショット②エフェル塔トップのセーヌ川 ― 2014/03/13 15:40
パリのど真ん中を流れるセーヌ
子供のころからパリにセーヌありと知らされていた
65を過ぎようやくここに立った
セーヌ川にかかる橋を下流から上流へたどっていく
ミラボー橋 アポリネールが詩に詠うミラボー橋
ミラボー橋の下をセーヌ川が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとは楽しみが来ると・・・
月日は流れわたしは残る
グルネル橋 シーニュ島の先端に自由の女神が立つ
シーニュ島に散歩道(シーニュ通りい)あり
ビル・アケム橋 散歩道はこの橋の真ん中で終わる
子供のころからパリにセーヌありと知らされていた
65を過ぎようやくここに立った
セーヌ川にかかる橋を下流から上流へたどっていく
ミラボー橋 アポリネールが詩に詠うミラボー橋
ミラボー橋の下をセーヌ川が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとは楽しみが来ると・・・
月日は流れわたしは残る
グルネル橋 シーニュ島の先端に自由の女神が立つ
シーニュ島に散歩道(シーニュ通りい)あり
ビル・アケム橋 散歩道はこの橋の真ん中で終わる
街の建物はデコレーションされたケーキをカットしたように整然と並ぶ
イエナ橋 対岸のシャイヨー宮
ブローニュの森の先に右にカーブしたセーヌが流れているはずだ
ドゥビイ橋 ノの字に曲がったイエナ通りの先に凱旋門が見える
アルマ橋
アルマ橋
アンヴァリッド橋 その先にグラン・パレが
アレクサンドル三世橋
アンヴァリッド橋
アレクサンドル三世橋
コンコルド橋 コンコルド広場がようやく見える
コンコルド橋から上流の橋は見えない
エフェル塔トップから見るパリの展望は美しい
美しい!!そう思う
フランス共和国 パリ (2014年1月27日)
パリの情景スナップショット③ミラボー橋で ― 2014/03/14 09:53
Sevres Babyloneという駅でメトロ10号線に乗り換えた
Durocという駅でアコーディオンを抱えた男が乗ってきて
いきなり演奏を開始した 曲名はわからないがアコーデオンの音色は
車内の中をパリの雰囲気をあふれさせるのには十分だった
乗客たちはその曲を聴くでもなく会話をつづけていた
ミラボー橋に上るためJavel Andre Citroen駅で下車した
交差点の角にあったトイレに入る ボタンを押しても水が流れない
幾度も押しても流れない 故障だ
次に入ったムッシュが振り返ってなんで流さないんだという表情で私に訴えた
私は両手を広げて「だめだ!!故障だよ」と表現した
ムッシュはわかったしょうがないねという表情で返した
Durocという駅でアコーディオンを抱えた男が乗ってきて
いきなり演奏を開始した 曲名はわからないがアコーデオンの音色は
車内の中をパリの雰囲気をあふれさせるのには十分だった
乗客たちはその曲を聴くでもなく会話をつづけていた
ミラボー橋に上るためJavel Andre Citroen駅で下車した
交差点の角にあったトイレに入る ボタンを押しても水が流れない
幾度も押しても流れない 故障だ
次に入ったムッシュが振り返ってなんで流さないんだという表情で私に訴えた
私は両手を広げて「だめだ!!故障だよ」と表現した
ムッシュはわかったしょうがないねという表情で返した
この橋の上からセーヌの流れを見ていると
誰もが時の流れを感じ昔のことを懐かしむのであろう
・・・
流れる水のように恋もまた死んでいく
命ばかりが長く希望ばかりが大きい
日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日が流れ わたしは残る・・・
流れを見てアポリネールのように
時間の過ぎることへの感傷にしたれたらいいね
詩に詠われるそんな恋はわたしには無縁だった
やり直せないこと消し去ることの出来ないこころの悔恨だけが
悪魔の雲のように浮かんでくる
誰もが時の流れを感じ昔のことを懐かしむのであろう
・・・
流れる水のように恋もまた死んでいく
命ばかりが長く希望ばかりが大きい
日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日が流れ わたしは残る・・・
流れを見てアポリネールのように
時間の過ぎることへの感傷にしたれたらいいね
詩に詠われるそんな恋はわたしには無縁だった
やり直せないこと消し去ることの出来ないこころの悔恨だけが
悪魔の雲のように浮かんでくる
あぁ若い時わたしもきらめいていた しかし今はどうだ
こころにこの流れを逆流させ空を晴れさせる力はもうない
あぁ パリの一月の空よ セーヌの流れよ
自由の女神よ エッフェル塔よ 係留された観光船よ
いまわたしはミラボー橋の上でひとり佇んで喜びとしているのだ
フランス共和国 パリ ミラボー橋(2014年1月27日)
最近のコメント