前橋天神山古墳と八幡山古墳2022/06/11 10:40

2022年6月9日前橋の天神山古墳と八幡山古墳を見に出かけました。
天神山古墳は前方後円墳、八幡山古墳は前方後方墳でいずれも4世紀前半に造られたと考えられています。
まず天神山古墳の跡を見物しました。

前橋天神山古墳
 天神山古墳は宅地化されい後円部の一部が丘として残っているにすぎません。
天神山古墳案内板

案内板の説明文
  4世紀前半の古墳時代前期に、東日本で最も早く造られた前方後円墳の一つです。主軸を東西方向にとり、全長は129m、後円部の直径は75mありました。後円部は3段に造られ、葺石により覆われていました。墳頂部には赤く塗られ、底に孔が開けられた壺形土器が四角く配列されていました。その中央部に全長7.8m、幅1.2mの長大な粘土槨(遺体を納めた木の棺を被覆したもの)が検出され、その中から、三角縁神獣鏡を含む鏡5面のほか銅の鏃や鉄の斧や鑿などが出土しました。また、赤い顔料の入った滑石で造られた小型の壺も出土しています。たくさんの出土品のうち、粘土槨の副葬品は、国の重要文化財として国立博物館に所蔵保管されています。しかし、残念なことに、古墳は区画整理事業により、前方部は削平され後円部だけが四角な丘として残されることになりました。
古墳時代は、巨大な前方後円墳の出現で幕を開けます。天神山古墳の出土品から、鏡は宗教、鏃や剣は武力、そして斧や鑿は生産の象徴としての首長の姿が浮かび上がってきます。

実測図
天神山古墳測量図

古墳姿と回りの環境、粘土槨、副葬品
開発前の姿、粘土槨、副葬品

現在に残る天神山古墳の後円部の姿
 登り口
天神山古墳跡現在の姿
 後円部の高さは9mあったという
天神山古墳跡
 中央が粘土槨跡か?
天神山古墳後円部

この古墳は区画整理事業により削平されてしまって足を運んでも価値のないように思えたが、ここから貴重な副葬品が多数出土したことを知り足を運んだ意義があったと確信できたのでした。
次にここから3~4百メートル北にある八幡山古墳に向かった。

前橋八幡山古墳
 ここは天神山古墳と違って広々と展開し形状も前方後方墳と異なる。
  墳丘全長130m
  後方部幅72m 高さ12m
  前方部幅59m 高さ8m
  前方後方墳として全国4番目の規模であると考えられている。

  
 古墳の全景
  左手が前方部、右手が後方部
  墳丘は松の大木で覆われている
前橋八幡山古墳前景

 前砲部から見た後方部方向
  墳丘は川原石の葺石が敷かれていたというが、剥き出した地面にその形跡は発見できなかった。
左手の前方部から後方部を見る

 後方部から見た前方部方向
  後方部の頂点に立つと墳丘の高さを実感できる。
後方部から前方部を見る

梅雨入りしてすぐであるが天候にも恵まれ広瀬川沿いの二つの貴重な古墳を小探索することができました。

撮影:令和4年6月9日

          群馬県 前橋市   (令和4年6月11日)

赤城長七郎山、地蔵岳登山日記2022/06/11 14:22

赤城山の長七郎山、地蔵岳登山

白樺牧場はツツジが満開でした 妻は登山よりこの花をみただけで満足したようでした。
赤城山のツツジ

本日の登山計画
小沼駐車場→長七郎山→小沼→小沼駐車場➡八丁峠駐車場→地蔵岳→八丁峠駐車場
(→徒歩 ➡車移動)
但し、地蔵岳登山は長七郎山登山後に「もうこれで赤城山は最後だ」という理由で妻の提案があり、私も地蔵岳は高校時代登ったことがあり、もう一度登りたいと考えていたので賛成し追加になりました。

長七郎山登山
6時30分 小沼駐車場出発
赤城長七郎山登山①
 右手に小沼を見て長七郎山を目指す
 ツツジが鮮やかだ
赤城長七郎山登山②レンゲツツジと小沼
 しばらく登ると景色の好いところに出る
 以前二人で登った思い出の最高峰黒檜山を展望する
長七郎山登山➂黒檜山展望
 樹林を貫く登山道はゆるいつづら折りで年寄りにはやさしい
長七郎山登山④
 小地蔵山との分岐を過ぎる
小地蔵山との分岐点
 そうすると長七郎山の主稜線に入る
 雨上がりの地面に鹿の足跡を発見と妻がはしゃぐ
 クマじゃないかと見ると「うむ・・」確かに鹿の足跡のようだ
長七郎山登山⑤主稜線に出る

 低笹薮の主稜線をさらに頂上へ向けて進むと

7時15分 長七郎山頂上(標高1579m)に到着
 標識と三角点を確認する すると近くで
 「トッキョキョカキョク」とホトトギスの鳴き声が響き渡る
 こんなに近くでホトトギズの鳴き声を聞くのは初めてだ
 (実はここでは鳥の名前は思い当たらず家に帰って調べたものです。)
 我が家の庭にはホトトギスは飛来したことはありません
長七郎山頂上

7時35分 山頂出発
 小沼水門へ降る道はやや急である
 目印のリボンでルートを確認し慎重に降る
 途中賽の河原というガレ場がある
長七郎山登山〇賽の河原
 賽の河原に立つ道標に母校の名前を発見
  (わが母校とわが町の高校名記載あり)
長七郎山登山母校名を記した道標
 下りが終わり小沼が近づく
長七郎山登山〇小沼への道標

8時05分 小沼水門到着
 水門から霧の湖畔を半周する
長七郎山登山〇小沼水門
 湖畔から次に登る地蔵岳山頂が間近に見る
 ここで妻は体力の消耗状況をも加味して地蔵岳登頂の追加を決めたようである
長七郎山登山〇地蔵岳を見る

8時30分 小沼駐車場到着
(長七郎山登山所要2時間でした。)

アマチュア無線局移動運用(2メータで前橋のフレンド局と交信成功)

地蔵岳登山へ移るため車で八丁峠の駐車場まで移動

9時05分 八丁峠駐車場出発
 木製の階段を登る
赤城地蔵岳登山〇木製階段
 山頂近くの木道で長七郎山と小沼が姿を現した
赤城地蔵岳登山〇小沼と長七郎山

9時40分 地蔵岳山頂(標高1674m)到着
 約60年前、高校時代に登った頂を踏みしめる 当時はこんなに鉄塔はなかった
j赤城地蔵岳登山〇山頂
 しばらく頂上を満喫
 すっきりしない空であるが大沼湖畔、黒檜山や駒ケ岳が展望できた
赤城地蔵岳登山〇山頂
10時00分 地蔵岳山頂出発
 登りでは耳に感じなかった蝉しぐれを浴びる
 蝉が鳴くのはまだはやくないかい??
 (ハルセミはもう鳴くのかい?)

10時40分 八丁峠駐車場到着
 (地蔵岳登山所要1時間35分でした。)

今回の山歩きで出合った方々は私たちより若い人ばかりと感じました。でした。どうも我々が最高齢であったようです。高齢であるということを実感させられた山行でした。

写真:令和4年6月9日撮影

        群馬県 赤城山    (令和4年6月14日)

吾妻のコマクサ2022/06/25 21:21

中之条山の上庭園の朝露を纏ったコマクサ

草津運動茶屋公園の昼下がりのコマクサ
コマクサ(中之条山の上庭園にて)

令和4年6月20日~21日撮影

        群馬県 吾妻郡  (令和4年6月25日)