仏陀像(エローラ第12窟)その1 ― 2012/02/03 14:47
仏像の出現によりヴィハーラ窟でも中央の奥に礼拝室が設けられ仏像が祀られた。今まで載せた仏陀像のほとんどがこの礼拝室の仏像である。エローラ第12窟は最後の仏教窟であると言ってよい。この窟の構造は三階建てである。
3階は
広間後壁の左右に過去七仏が鎮座している。
左側は禅定印結跏趺坐像、頭上に菩提樹が
右側は説法印結跏趺坐像、頭上に傘蓋、天蓋が
その奥の仏殿前室の左右の側壁、左右の後壁にそれぞれ3体、総体で12体の女尊が並ぶ。
仏殿の中では10体の菩薩に囲まれた仏陀結跏趺坐像が祀られている。
また列柱で仕切られた広間側壁に右側5体、左側4体の観音菩薩、金剛手菩薩を従えた三尊形式で仏陀像が祀られている。
つづく
最近のコメント