10月8日コロナ過 沼の原湿原の秋はハイカーの訪れを待つことなく冬が迫ってくる
高原を縦に貫く小川も音を静めてその足音を聴いている
夏の高原を飛び回ったバッタは羽を失い水芭蕉の萎れた葉の上でジッとこの先の運命に潔く身を任せている
静まりゆく草原にシラヒゲソウが最後の鮮やかさでサヨナラを告げていた
秋だ、そして冬だ、そして春に草原は世界は再び蘇る
自然は過酷であるが素晴らしい
老いに突入していく自分はこのバッタの姿に心ひかれてシャッターを切ったのでした
撮影:令和3年10月8日
長野県 斑尾高原 (令和3年10月15日)
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