吾妻八景嵩(たけやま)山の観音様 ― 2021/07/02 14:48
吾妻八景の嵩山(たけやま)は和理大明神を祀るこの地方の信仰の山である。
この山には百観音様が祀られている。
嵩山(たけやま)の阪東の観音様
この山には百観音様が祀られている。
嵩山(たけやま)の阪東の観音様
永禄年間にこの地方の領主斎藤越前守が武田方の真田幸隆に攻められ没落、その後その子城虎丸がたて籠もって戦って滅んだ嵩山城落城の悲劇の山である。
江戸の元禄期に阪東・西国・秩父の百観音が霊山嵩山の信仰と嵩山落城の犠牲者を弔って建立されたと伝えられている。
今回は6月10日に登山道で見かけた阪東の観音像をまとめた。
阪東1番
江戸の元禄期に阪東・西国・秩父の百観音が霊山嵩山の信仰と嵩山落城の犠牲者を弔って建立されたと伝えられている。
今回は6月10日に登山道で見かけた阪東の観音像をまとめた。
阪東1番
安政2年再建されたという十一面観音
一の木戸にある
阪東三番
与兵衛が安置したことから与兵衛観音と呼ばれている
安み石から少し登ったところにある
阪東五番~七番
小天狗岩下に安置された観音様
坂東五番
阪東六番
阪東七番
阪東八番~十番
天狗広場下の岩下に安置
阪東八番
阪東九番
阪東十番
阪東廿一番~廿五番
仰ぎ岩の下の一升水に並んで安置
阪東廿一番
台座に施主の名前が並ぶ
阪東廿ニ蕃
蟻川村太平衛と刻字あり
阪東廿三番
阪東廿三番
台座に施主の名と町名を刻字
阪東廿四番
阪東廿五番
阪東廿六番
本丸跡の手前の岩上に安置
西国・秩父の観音様
本丸跡(実城の平)に並べられている
西国六番 西国九番 西国十番
西国六番 西国九番 西国十番
台座には信州の人の名前が刻字されたものもあり信仰の広がりが感じられる
観音石像は平成16年から3年がかりで地元の人たちが中心となって修復工事を実施した。
撮影:令和3年5月30日
群馬県 吾妻郡 (令和3年7月2日)
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