チベットの上に羅殺女という魔物が寝そべっていた
それは勃興する吐蕃王朝にとって凶相であった
(羅殺女仰臥図)
羅殺女の心臓のあたりがラサで当時は沼地や湖の地であった
ソンツェン王と王妃は湖沼を埋め寺を建立した
また、両手、両足、両肩に寺院を建立することで魔物を封じこめた
沼を山羊に背負わせた土で埋めたことを起源として
ひとびとは新たな都をラサ(山羊の地)と名付けたのだそうだ
ラサの中心にジョカン寺が完成したのが646年のことである
(唐蕃会盟碑とジョカン寺(大昭寺))
大寺院の建立により吐蕃の都ラサは仏教の聖地としてさらに繁栄を極めた
チベット ラサ ジョカン寺 (2010年10月)
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。