新疆ウイグル(3) お嫁さんとお姑さん ― 2012/03/15 12:24
クチャの家庭を訪問した。まだ嫁いで間もない若い
嫁さんとお姑さんがナンを焼いてご馳走してくれた。
夫が窯の中で薪を燃して窯を熱して焼く準備をする。
窯の形はウズベキスタンで見たものとまったく同じだ。
窯の傍らで嫁さんとお姑さんはねかせておいたナンの
生地をちぎって両手で伸ばしてナンの形を整える。
手前の道具はナンをたたいて模様をつける。
(お嫁さんとお姑さんの共同作業)
ナンの生地を窯の内壁に張り付けるのはお姑さんの役目だ。
鍋の蓋に布を巻きつけたような丸い台にナンの生地をのせて
すばやく熱い窯の壁にナンをバッと張り付ける。
焼き上がったらひっかき棒でひっかけて窯から取り出して
完成。
熱いうち手でちぎって口に入れるとナンの焼けた匂いと
パンの素朴な味がとても気に入った。子供のころおふくろが
打ってくれたうどんを思いだし懐かしくもありありがたく
もあった。
(新疆ウイグルのナン)
ところでウズベキスタンのパンを以前紹介したが
だいぶ形もボリュームも味も違いました。
(ウズベキスタンのパンを焼く窯)
中国 新疆ウイグル(2011年10月)
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