龍岡城五稜郭2023/05/30 14:50

函館のほかに星形稜堡があったなんてまったく知らなかった。
甲府へ出かける用事ができてルート探索の折りに地図帳上にこの城址を発見した。
所在地は国道141号線端の佐久市田口(信濃国佐久郡田野口村字龍岡)

五稜郭公園に車を置いて城郭を時計回りに一周した

五稜郭俯瞰図
星形に石垣で囲みその中側に土塁が巡らす。
堀は北・北東・南東の三稜堡に留め、南西・西側の稜堡にはない
門は各稜堡の付け根に設けられている
五稜郭俯瞰図

西側の稜堡先端
西の稜堡先は砲台が設けられた場所である。
西側の稜堡

黒門跡
石垣に沿って前進すると、堀が始まって黒門跡へ。
堀を渡ると土塁の切れ目に黒門があった
土塁は幅が7.27メートル、高さは2.27メートルあり、頂上は幅2.2メートルの武者走りが廻っていた
黒門跡と土塁

北の稜堡先端
水堀に沿って進むと北側の稜堡の先端だ。
石垣は横目地が通り布積み、ここが最も美しい景色だ
この角を左に進むと大手門である
土塁・石垣・堀

大手門
堀の幅は大手門橋付近が最も広く9.1メートルある。
大手門

門前の案内版
詳しくは大手門外の「であい館」にて佐久市教育委員会のパンフレットが入手できます。
五稜郭案内文

通用門
大手門から北東の稜堡先端を折れて進むと通用門がある。
堀に鯉が泳いでいる
通用門

穴門
堀に沿って東南の先端を折れて進むと堀がここで堰き止められている。
穴門ここで堀が止る

南西側稜堡先端より振り返る
穴門から南西稜堡~西稜堡~黒門まで堀は未完成であったという。
南側石垣・堀なし

山里に残る龍岡城五稜郭 築城した藩主松平乗謨(大給恒)のロマンを感じた。

令和5年5月22日撮影

             長野県 佐久市 田口    (令和5年5月30日)

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