てくてく丸岩1124メートル2015/08/15 23:01


国道145号を河原湯から長野原に行く途中の吾妻川河岸は断崖が続き
その上流に一度見たら忘れられないモンブランケーキのような
円筒形の岩壁に囲まれた山がある
その名は丸岩と言い山ではなく岩として古来より認識されていたようだ
三方が断崖絶壁となっており自然の要害となっていて戦国時代には
山城があったと伝えられている
子供の時から特徴のある山容は今でも変わらず
白い岩壁も汚れることはなく昔のままにきれいだ
雨の丸岩

国道145号線の八ツ場バイパスを長野原に向って進むと
吾妻川を渡った辺りに横壁という集落がある
ここで山側に左折して国道406号線に入り須賀尾峠にある登山口を目差して
曲がりくねった車道を登って行く

丸岩への登山口は須賀尾峠の手前にあった
あいにく天気は雨で写真の写りが悪い
丸岩登山口

そのため写真は下山から巻き戻しで載せることとした

7時00分  丸岩登山口 登山開始
       雨がしと降り雑木林の斜面も霧でけぶる
       (写真は下山時のもの)
丸岩入口

7時10分  いきなりケロちゃんが登場
       写真を撮っても動きがない もう恋の季節は終わったのかな
丸岩のケロちゃん

       登山道を倒木が塞いでいたが雑木林の道は夏草で覆われることはない
丸岩 登山道

7時15分  やがて砕いたような岩石が散乱する斜面に出る
丸岩登る道

7時25分  岩石の斜面を登りきると鞍部の尾根に到着する
       ここから天気が良ければ高ジョッキが見えるという
丸岩 尾根鞍部

       鞍部から左折して尾根に沿って登る
丸岩 鞍部より尾根を登る

7時30分  急斜面がいっぷくすると尾根なのか人口土塁なのかとどっちと
       疑問を持ちながら登る
       両側に建物を建てられるくらいのゆるい斜面の台地がある
尾根なのか城の土塁なのか

       尾根なのか山城の土塁なのかの疑問の道をさらに頂上に向けて登る
       雑木林は登山口より途切れることはない
丸岩 土塁なのか
 

       最後の急登
       もう少しで頂上だ
丸岩 最後の急登

7時35分  頂上到着 標高1124メートル
       視界なし
丸岩 山頂 1124メートル

       円筒状の断崖の容積に比較して山頂は極めて狭い
丸岩 狭い山頂

       丸岩は麓から山頂まで雑木林に覆われている
       そのため湿気が籠りやすいためかキノコが多い
丸岩 山頂のキノコ


       戦国の世どのような山城があったのかと想像力を刺激するため
       頂上から東寄りにさらに尾根土塁を進む
丸岩 山頂(東へ

       北側は断崖である
丸岩 山頂 北側の断崖方面

       前方に曲がった松の大木が見えた
丸岩 山頂 松の大木と石塔

       松は古木で根元に「大弁才天」と刻んだ石を抱えていた
       石はそんなに古いものではなさそうだ
丸岩 山頂 弁財天と刻んだ石

       その先の北側の一段下がったところにテラスのような
       山頂より広そうな台地があった
       断崖の上の台地には街道を見張る櫓でもあったのだろうか
       丸岩について記録した古文書でもあれば確かめてみたい
丸岩 山頂 北面の広場
 

       東寄りの道は台地のすぐ先で行き止まった
丸岩 山頂 東の行き止まり

7時50分  山頂の散策を終えて下山開始
       ようやく雨足が弱まった

       土塁?で咲く花
丸岩 尾根・土塁で咲く花

       鞍部のイタヤカエデ
       雑木林の主であるのか
丸岩 イタヤカエデ
 

       入口付近の鮮やかな花
       一株に一輪しか咲かない孤独を好む五輪の花だ
丸岩 入口付近の花

8時25分  丸岩登山口 到着
       1時間半のてくてくでした
丸岩 入口

登山欲をそそる特徴のある山容 戦国の城址への興味などから
一度は登ってみたかった丸岩
その思いを本日遂げることができた
それにしてもここ続いて「てくてく」するといつも雨にあたってしまう
今日は旧盆中なれば墓掃除お参りをしてから菩提寺の施餓鬼会に列座して
夕方家に帰りました

         群馬県 吾妻郡  (2015年8月14日)

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