大室中二子古墳2021/05/27 08:08

6世紀に築かれたと言われる大室古墳群にある主な前方後円墳は前二子古墳、中二子古墳、後二子古墳です。
横穴式の石室を持つ古墳で石室に入れるのは前二子と後二子のニ墳である。

中二子古墳

中二子古墳は6世紀中期に築かれた全長111メートルの大室群古墳では最も大きい前方後円墳です。(二重の堀を含めると全長170メートルになる)
大室中二子古墳

周堀が内堀と外堀と二重になっていて墳丘と堀に挟まれた中堤は葺石が敷き詰められていたとのことです
大室中二子古墳 墳丘と堀

中堤に盾持人形埴輪と円筒埴輪が復元され並べてあります
大室中二子古墳 中堤の埴輪
 

盾持人形埴輪
大室中二子古墳 盾持人形埴輪

円筒埴輪は人の顔を表現した珍しい埴輪が発掘されました
大室中二子古墳 人面円筒埴輪

墳丘
埋葬施設は未発掘ですが前二子と同様の横穴式石室と考えられているようです。
大室中二子古墳 墳丘

石室が発掘されれば往時を推察する貴重な副葬品が発見できるのではないかと期待します。
(撮影;令和3年4月30日)

       群馬県 大室古墳群中二子古墳  (令和3年5月27日)

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