ベネルクス①オランダにて ― 2015/11/29 19:24
江戸幕府が唯一西洋と交易したのがオランダ
ホテルの観光雑誌に載っていた出島
過ってオランダがインドネシアを植民地とした証拠
ジャワの役人(アムステルダム国立博物館)
日本の1942年のインドネシア進攻によりインドネシアのオランダ支配が終わった
そのことで今でも日本を好ましい国とは思っていないのが実情のようだ
アムステルダム市街を165もの運河がドーナツ状に取り巻く
北のベニスと称させるアムステルダム運河
水門で守られた運河の水面はベニスに比べ極めて穏やかである
観光船に乗り両岸のレンガ造りの古い建物を眺めるのが良い
街路樹からは色付いた葉を水面に散らした
運河は糸で縫ったように1300もの橋が貫く
11月になっても運河から観光船の姿が消えることはない
しかし運河を氷結する冬将軍が来るのはもうすぐだ
自転車が広く利用されている
通勤自転車が多いのは地面が平らであることのほかひとびとの
節約思考が高いことが言えるのかも知れない
オランダ人は男も女も背が高く体格も良い
自転車の造りも日本のものよりひと回り大きく頑丈である
オランダになくてはならないのが風車
空にはオランダ画のような雲が輝き強烈な西風が吹く
水車は過ってのように水をくみ出してはいない
自転車の造りも日本のものよりひと回り大きく頑丈である
オランダになくてはならないのが風車
空にはオランダ画のような雲が輝き強烈な西風が吹く
水車は過ってのように水をくみ出してはいない
内部を是非見たいと思っていた
4ユーロを払って風車内部に入る
動力を伝える木製の軸も歯車もスペインの風車より一回り大きい
風力は巨大な石臼の伝えられ粉を挽いていた
耕作地や放牧地を水路が帯状に取り巻いている
水路で囲まれた放牧地には柵を作る必要がないない
放牧された家畜は水路に守られ悠然と草を食んでいる
オランダと言えばフェルメール・レンブラント・ゴッホなどだ
夜景(レンブラント)アムステルダム国立美術館
テルフトの眺望(フェルメール)マウリッツハウス王立美術館
自画像(ゴッホ)アムステルダム国立美術館
我地は幕領であったためかこんな片田舎であっても江戸の情報が直接濃厚に伝わって来たようだ。蘭学者高野長英の門下生を輩出するなど蘭学を志す機運が高まっていたようである。江戸時代200年にわたり西洋の文化・技術を伝えたオランダとはどのような国なのであろうか?司馬さんがオランダ紀行のなかで褒めているオランダを体感できるであろうか?オランダとの有効的な関係はオランダ語に語源を持つ日本語にだけ残られているものなのか?などそのような問いに答えを出していくのがその後のテーマである
オランダ王国 (2015年11月)
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