ストゥーパ(エローラ第10窟)2012/01/07 11:55

ストゥーパ(エローラ第10窟)
エローラ石窟は仏教窟、ヒンドゥー教窟、ジャイナ教窟と3教合わせて34窟からなる。遺跡は3教が併存しているがそれぞれ異教により破壊されることなく残っている。
仏教窟は第1窟~第12窟の12窟ある。ストゥーパのあるチャイトヤ窟は第10窟で造営は紀元後7世紀とアジャンタ第26窟よりも100年以上時が過ぎている。
アジャンタ第26窟の仏坐像はストゥーパと一体感があるが、エローラ第10窟では正面の仏龕が巨大化しストゥーパと仏龕が切り離されたという感じがする。そして仏陀像は脇待を従え三尊形式に発展している。
ここに来て仏陀の遺骨を納めたストゥーパはやがて覆鉢に仏陀像を浮き出させ最終的に仏陀像を切り離し仏陀像が独立して歩き始めたという感じを持った。

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