クジャクヤシ2011/08/01 23:20

クジャクヤシ(スリランカ)
バスの窓から景色を眺めていると豊満な枝ぶりの木が目に止まる
風に枝葉がなびき木全体が踊りを踊っているようだ

ガイドからその名はキトルヤシと説明があった
どの部分にヤシの実が宿っているのか外からは全く見えなかい
話によれば実にならないうちに花を採って甘味料に加工するそうである

スリランカから帰ってから調べてみると名前はクジャクヤシで
液汁から砂糖に代わる甘味料ジャッガリーができるとあった
買って帰った紙袋を開けてみると見ばえも味も黒糖と同じであった
クジャクヤシとは写真のような枝ぶりからきているのではなかろうか
と思った

二匹のかえる2011/08/03 10:40

かえる(今年は二匹住みついた)
毎年夏になると軒先の物干しのパイプの中にかえるが住みつきます。昨年までは一匹でしたが今年は二匹が仲良く生活しています。鳥も蛇も寄り付かない安全なところと思って毎年住みつくのでしょう。かえるの寿命は何年かわかりませんが、堂々とした面構えを見ると「わたしゃ昨年のかえるだよ、今年もやっかいになります」と言っているように見えて来ます。

聖ヴィート大聖堂のステンドグラス2011/08/04 23:54

聖ヴィート大聖堂輝くステンドグラス
プラハの聖ヴィート大聖堂にあるムハ作の「聖キリルと聖メトディウス」のステンドグラスは有名であるがここではその話ではない。その反対側の二枚のステンドグラスのことである。
堂内の見物が一巡り終わった丁度その時、二枚のステンドグラスは朝日を受けて光り輝き、色に染められた光線は干渉しあい窓辺の空間を滲ませていた。虹の中に取り込まれたようで経験したことのない不思議な体験でした。

アマヤリーフの夕暮れ2011/08/11 05:34

スリランカ ヒッカドゥワ アマヤリーフの夕暮れ
スリランカ ヒッカドゥワ アマヤリーフの夕暮れです
椰子の木のシルエットとレストランの窓明かり
輝く海原と漂う漁火
南国の風景に見とれ窓辺で男の私でもうっとり気分になった
ひとりではもったいない夕暮れでした

草軽電鉄北軽沢駅舎2011/08/17 22:22

草軽電鉄北軽井沢駅舎
私が小学生時代まで軽井沢から草津まで電車でつなれていた。今でも記憶にトロッコ電車が林をぬけて走っている情景が残っている。草軽との名前はその始点終点の地名に起因するものと思われる。北軽井沢はそのほぼ中間に位置する高原である。屋根の形が善光寺をモデルにした北軽井沢の駅舎が廃線になった今でも残っている。
渋川から吾妻谷を西に進む旅人は長い間吾妻峡により遮断されていた。旅人は軽井沢から北軽井沢、三原、草津と来て六合に下り沢渡に至り、吾妻谷を沼田へと抜けて行った。戦後吾妻谷に鉄道が稼働ししばらくして草軽電鉄は廃止されたが、西からの旅人は車に手段を変えた。関の東と西の上野の境界は吾妻谷の吾妻峡にあると言って良いのではないかと思う。

ニンチェンタングラ山2011/08/20 17:20

念青唐古垃峰7111メートル
青海チベット鉄道の旅も終着駅ラサにあと2時間半というところで窓から鋸の歯のような形をした山が見えた。中国の地図で念青唐古垃峰7,111mとあった。頂きはストゥーパのようでもあるし乳房のようでもあった。

百体観音第一番 如意輪観音(天道)2011/08/26 12:09

百体観音第一番 如意輪観音(天道)
県道東御・嬬恋線は長野県の東御市と群馬県の嬬恋村を結んでいる。過ってこの道は湯道と呼ばれ湯客が鹿沢温泉へ通う山道であった。江戸の末期から明治初期にかけて、この地のひとびとは街道筋に六観音石仏を1町ごとに安置し合計100体を安置した。
道しるべとして湯客の道中の安全を慮るとともに、西国33観音霊場、坂東33観音霊場、秩父34観音霊場と合せて100観音巡礼の功徳をも授からんと欲して奉納したこの地のひとびとの純真な観音信仰の強さを感じとることができる。
いわゆる六観音とは六道輪廻に対応し如意輪観音、十一面観音、千手観音、聖観音、馬頭観音、准胝観音があてられ、六道に迷う衆生を救うと説かれている。
第一番は如意輪観音で六道輪廻の天道に対している。

百体観音第十一番 准胝観音2011/08/27 11:26

百体観音第十一番 准胝観音(じゅんていかんのん)
つぎの観音様は第十一番准胝観音(じゅんてい)観音です。六道輪廻では人間道に対します。この近辺は胡桃の木が多いです。しかし湯客にとってこの湯道は急坂で行くのがは大変でしたでしょうね。

百体観音第二十六番 千手観音(餓鬼道)2011/08/29 21:54

百体観音第二十六番 千手観音(餓鬼道)
つぎの観音様は第二十六番千手観音です。六道輪廻では餓鬼道に対します。幾つかある千手観音のうち個人的にはこの石仏がいいなと感じました。

百体観音第三十四番 十一面観音(修羅道)2011/08/30 23:33

百体観音第三十四番 十一面観音(修羅道)
だいぶ街道を登って来ました。登るにつれて村落はだんだんに疎らになってきました。つぎの観音様は第三十四番十一面観音です。六道輪廻では修羅道に対します。