フランススナップショット小紀行⑱シャルトル・ノートルダム大聖堂②2014/02/25 10:06

ノートルダム大聖堂の西の門
  大きなバラ窓がありその下に3つのステンドグラスの窓と
  3つの門がある
  中央の口が大きくて時代の権力者専用の出入り口であるのだろう
  入口の上部タンバン、まぐさ、飾りアーチや左右の柱には
  キリスト像、使徒、天使などの聖像でびっしり飾られているのは言うまでもない
シャルトル・ノートルダム大聖堂
  この写真は現地時間10時30分のものであるが
  西側でも一部日があたって来ている

形の違う塔が並ぶ
シャルトル・ノートルダム大聖堂
  この大聖堂のふたつの尖塔の形が違うのが特徴だ
  容易に様式の違いを比較できるのだ
  手前南の尖塔がこの聖堂のもともとの様式でロマネスク様式だ
  奥の北の尖塔は元の塔が火災で焼失したため再建したものでゴシック様式だ
  塔とは聖堂の屋上から先端までを言うのであろうか
  北の尖塔の部分は建物の基礎の部分から再建したのではなく
  残った部分の上に足して再建したものであるようだ

      フランス共和国 シャルトル  (2014年1月23日)

フランススナップショット小紀行⑲シャルトル・ノートルダム大聖堂③2014/02/25 20:39

建物の南側にまわると
  露骨に建物を支える機能をむき出しにした逞しい柱が立ち並ぶ
シャルトル・ノートルダム大聖堂
  支えの外壁は大きなステンドグラスの窓でくりぬかれていている
  その分支柱は頑丈でなければすまされない

その先に十字架の翼を形どる南側入口の建物がつづく
シャルトル・ノートルダム大聖堂
  大きなバラ窓とその下の3つの窓と3つの入口の構成は西と同じである
  小ぶりの二つの尖塔はロマネスクの形を残している

柱や外壁には聖者の像が祀られている
シャルトル・ノートルダム大聖堂 トマス像
  南側のこの聖者は定規を持っているので
  十二弟子の一人のトマスと思われる

       フランス共和国 シャルトル  (2014年1月23日)