チベットへ(19)タングラ峠からアムドへ2013/02/17 16:33

世界最高所の鉄道駅であるタングラ駅
また青海とチベット自治区との境界でもある標高5072メートルのタングラ峠を
列車はカタ、コト、カタ、コトと繰り返し軽快な音を耳のなかへ響かせ
車窓で景色を飛ばしながら越えて行った
中国の地図では青海省からチベット自治区に入ったことになるが
そこはチベット世界にとってはなんら境を感じさせない
アムドの集落
タングラ峠を越えチベットの山々をぬい下ったところにアムド(安多)の集落がある
ここの標高は4704メートルである
ゴルムドを出発して8時間が経過した
終着駅のラサまではまだ5時間以上必要とする

         チベットヘ  チベット  (2010年10月)

チベットへ(18)通天河駅2013/02/16 09:45

西遊記に登場する通天河の畔で経文を干す場面は
ここから東南に下った玉樹県での話である
通天河駅
         標高4598メートル

       チベットヘ  青海チベット鉄道  (2010年10月)

チベットへ(17)トト河2013/02/15 10:22

標高4500メートルを超える高原を列車は走り続ける
やがて幅を広げ幾筋にも分かれた川を渡って行く
この川は長江の源流で名前はトト河と言う
トト河
長江の源は標高6621メートルのガラタントン(各拉丹冬)の西の麓にあり
流れは集まりトト河となって下り、通天河、金沙江と名前を変えて大河
長江に成長して行く

       チベットへ  青海チベット鉄道  (2010年10月)

チベットへ(16)風火山トンネル2013/02/14 16:10

ヤクやカモシカ、羊、山羊などの群れが見えるココシリ自然保護区
を進むと風火山隧道という長さ約1.3キロのトンネルがある
風火山トンネル
         標高4905メートル世界最高所の永久凍土トンネル
         だそうです


        チベットへ  青海チベット鉄道  (2010年10月)

チベットへ(15)並走する国道109号線2013/02/13 15:39

青海チベット鉄道に並走してラサへつづく国道109号線
並走する国道109号線
         標高4500メートルを超える永久凍土の高地を走るトラック
         高山病なんてここの運転手には通用しないのだろう


        チベットヘ   青海チベット鉄道   (2010年10月)

チベットへ(14)永久凍土に建つ携帯基地局2013/02/11 21:50

永久凍土の地は標高4500メートルを超える
こんな環境の厳しいところでも携帯電話が使えるのだ
携帯電話の基地局
         
         鉄道の乗客と鉄道と並走する国道109号線の車に 
         携帯電波の送受を行っている

        チベットヘ  青海  鉄道  (2010年10月)

チベットへ(13)崑崙山脈を越える2013/02/11 10:01

玉珠峰駅を過ぎると鉄道は左にUカーブして
崑崙山脈の裾を登っていく かなり勾配が急である
崑崙山脈を登る
         やがて汽車は標高4648メートルに開けられた
         崑崙山トンネルを抜けて行く
         汽車はここから546キロも続く永久凍土の高原を
         南下して行くのだ

         チベットヘ 青海 鉄道  (2010年10月)

チベットへ(12)玉珠峰2013/01/22 09:19

玉珠峰駅の標高は4195メートルである
出発したゴルムド駅は2828メートルだからここまで
列車は1300メートルほど登って来たことになる
玉珠峰標高6178メートル
          崑崙山脈の標高6178メートルの玉珠峰

        チベットヘ   青海   (2010年10月)

チベットへ(11)ゴルムド駅2013/01/21 16:30

甘粛省の紅柳園を起点とし敦煌を通りゴルムドに至る国道215号線と
私が西寧から西進した国道109号線はこのゴルムドで衝突する
ここで215号線は消滅し
109号線が左折して一路チベットに向けて続いているのである
朝のゴルムド駅
           朝のゴルムド駅
         宿泊したホテルの窓から駅が見えた
         日本ではあまり見られない造りである
         このホテルの窓の下でビルの建設が進んでいた
         3年後の今は窓からはビルの陰に隠れて
         このように駅舎は見えないかもしれない
         この駅から昨晩西寧から出発した電車
         青海チベット鉄道に乗り込んだ

       チベットヘ  青海          (2010年10月)

チベットヘ(10)鳥葬場があるという山2013/01/20 16:31

ゴルムドに向けて砂漠を貫く国道109号線をだいぶ進んだころに
神々しい尖った岩山が右手に見えてきた
断崖に幽かに描かれた仏像が色彩を放って見える
この山は鳥葬(天葬)を行うところと説明があった
ここは死者の魂が天に昇る神聖な場所なのである
死者を弔う山

           
           ここにはないようだが魂が天に向うための梯子が
           岩肌に白いペンキで描かれているところもある

         チベットヘ   青海   (2010年10月)