ウィーンの中央墓地2011/10/05 15:15

ウィーンの中央墓地
音楽家の墓参のためトラムに乗って中央墓地まで行った。中央墓地は2つの駅があることを知らなかったので音楽家の墓地まで遠い一番目の駅で下車してしまった。空には春の嵐が今にも来そうな黒い雲が広がっていた。一人寂しい門をくぐった。目の前に並木道がずっと続いていた。そこは正に第三の男のマーチィンスとアンナが別れ去る最後のシーンの並木道だった。音楽家の墓まではまだ遠い。にわかに風が並木を揺らし頭上から雨粒が落ちてきた。音楽家の墓地はまだ遠い。私はゴーと呻くような並木道を急いだ。私の脳裏から第三の男のメロディーが消えた。そしてモーツアルトでもベートーベンでもないチャイコフスキーが脳裏に去来した。

飯豊温泉-飯豊連峰の残雪模様2011/10/12 23:21

飯豊温泉-飯豊連峰の残雪模様
飯豊(いいで)の名前の由来は湯出(ゆいで)が訛ったとも、山容が豊かに飯を盛った形に似ているからとも言われている。私個人としては山容の後者を採りたい。2006年6月、飯豊温泉を訪れた。渓流の音を聞きながら主峰飯豊山を見上げていると、女房が山肌に畑作業をしているドブ(私)がいると語った。なるほどその気になって残雪と山肌が織り成す模様を見るといろいろと想像をかきたてるからおもしろい。色眼鏡の狼、ラドン、口髭のうさぎ、横になった羊、ハトの群れ、羽ばたく大鷲など思うまま模様に名前をつけて遊んだ。

八間山登山2011/10/17 00:39

八間山展望 元白根、白根山、横手山
標高1513メートルの長野県との県境に野反湖がある。四季折々の高山植物が咲くこの湖は過っては野反池と呼ばれる池であった。野反湖の東側の峰標高1934.5メートルの八間山は初級者向けの登山コースである。富士見峠から頂上まで昨日から朝まで降り続いた雨でぬかるんだ登山道を2時間かけて登った。峰を吹き抜ける清々しい風、トルコ石のような色の眼下の湖面、四方八方に重なり連なる峰々、すべてのものが気分を爽快にする。写真は左から元白根、白根山、横手山である。