カンウォンドスナップ六「カンヌン端午祭官奴仮面劇」 ― 2019/06/28 19:30
カンヌンの街へ到着した時間は6月10日の夕刻でした
ナムデチョンの川辺で開かれている端午祭の最終日
一時間の見学時間その全てを「官奴仮面劇」の見物に当てました
ナムデチョンの川辺で開かれている端午祭の最終日
一時間の見学時間その全てを「官奴仮面劇」の見物に当てました
仮面劇は無声劇で役者のうごきと伝統楽器の音楽だけの約50分位の劇でした
役者が韓国語で台詞を喋ったとしても内容は理解できません。ただ初めて見る仮面劇を伝統音楽を聴きながら役者の身振り手振りを珍しく見入るだけでした
幟を先頭に楽士が演奏しながら列をなして入場、つづいて役者6名がつづく
役者は両班グアンデ、女性のソメカクシ(ソメ閣氏)、袋を全身にかぶったジャンジャマリ2名、剣を持った黒づくめのシシタクタク2名だ
まず袋を全身に被り海藻や穀物をぶるさげたジャンジャマリが乱舞
長い髭を蓄えた両班のグアンデ(廣大)が登場
つづいて鮮やかな民族衣装をつけたソメカクシが登場
ソメコクシを見染めたグアンデは彼女にモーレツにモーションをかける
ソメカクシはグァンデの求愛を拒んだが結局恋に落ちてしまう
急に黒ずくめの乱暴な男、シシタクタク2名が登場、剣舞を威勢よく舞う
いちゃつくグアンデとソメカクシを羨んでシシタクタクは二人にちょっかいをしかける
俺たちともいっしょに踊るようにソメカクシに強引に要求するシシタクタク
おれがさきだ、いやおれだとソメカクシを奪い合うシシタクタクの仲間割れ
さあさあ楽しく踊ろう踊ろうぜ やむをえずシシタクタクと踊ってしまう
シシタクタクの掌がソメカクシのヒップをいやしくさする
グァンデは激怒してやきもちを膨らませる
グァンデはシシタクタクを追い払いソメカクシを問い詰める
グアンデ:ソメカクシお前は潔癖なのか
ソメカクシ:いえいえ何も恥ずかしいことはしておりません潔癖です
しかしグァンデの叱責は収まらない
ソメカクシは身の潔白を証するためグァンデの象徴の長い髭で首を吊る
グァンデはようやくソメカクシの本心に感動して誤解を解けた喜びを皆でソメカクシを囲んで踊りまわる
楽士も観客も加わり踊りの輪を広げこの土地の安寧を豊作を祈願して仮面劇はおわる
めでたしめでたし
この官奴仮面劇は城隍(ソナン)堂の前で演戯したものだそうだ。ソナン堂に祀る神様に奉納し村の安寧と作物の豊作を祈るということか。偶然スナップ四のソナン堂と仮面劇が関連しているなんて思いもよらないことでした。
端午祭は今日が最終日ということで、川岸に並んだテントの出店でテーブルを囲んで飲み食い、おしゃべりする家族連れや仲間でチョウ満員でした。カンヌンのみなさんの元気に圧倒されました。演歌のような歌声が聞こえるブースもありました。
端午祭は今日が最終日ということで、川岸に並んだテントの出店でテーブルを囲んで飲み食い、おしゃべりする家族連れや仲間でチョウ満員でした。カンヌンのみなさんの元気に圧倒されました。演歌のような歌声が聞こえるブースもありました。
韓国 江原道 カンヌン(江陵) (2019年6月10日)
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