私のイラン⑩宮殿の人物画 ― 2015/01/17 21:42
宮殿の壁などに描かれた人物画
自然を背景としたものが多い
イスファハン
アリ・カプ宮殿
豊満な女性像
自然を背景としたものが多い
イスファハン
アリ・カプ宮殿
豊満な女性像
自然を背景とした営み
四十柱宮殿(チェヘル・ソトゥン宮殿)
生々しい騎馬戦闘図
王の接待
踊り子たち
妃たちの楽しみ
カシャーン
フィン庭園(サファヴィー朝)
若者の姿からして王子の像だろうか
中国画のような場景画
テヘラン
ゴレスターン宮殿(カジャール朝)
狩りの図
イランの人々の楽しみの一つにピクニックがある
屋外に繰り出して家族や仲間たちと食事や談笑する光景に
たびたび出会った
自然の中に人物を置く画のこころはこのようなところに共通している
のかも知れません
イラン・イスラム共和国 (2014年10月)
私のイラン⑨ササン朝ペルシャのイメージ ― 2015/01/11 20:24
断崖に刻まれたレリーフでササン朝ペルシャの痕跡を見た
それは王の権威と力を誇示するものだった
王権の叙任式
王権の象徴リボンのついた環をアフラ・マズダー神から受け取る彫像
騎乗のもの
それは王の権威と力を誇示するものだった
王権の叙任式
王権の象徴リボンのついた環をアフラ・マズダー神から受け取る彫像
騎乗のもの
(ナクシュ・ラジャブ)
同じく騎乗のもの(半分はナシ)
同じく騎乗のもの(半分はナシ)
(ナクシュ・ラジャブ)
同じく騎乗のもの(アルダシール1世騎馬叙任式)
同じく騎乗のもの(アルダシール1世騎馬叙任式)
(ナクシュ・ロスタム)
立って受けるもの
立って受けるもの
(ナクシュ・ラジャブ)
王の力を誇示するもの
騎馬戦闘図(ホルムズド2世騎馬戦闘図)
騎馬戦闘図(ホルムズド2世騎馬戦闘図)
(ナクシュ・ロスタム)
同じく騎馬戦闘図
同じく騎馬戦闘図
(ナクシュ・ロスタム)
戦勝図(シャープール1世戦勝図)
ローマとの戦いの勝利を誇示
シャープール1世の前にひざまずくローマ皇帝
戦勝図(シャープール1世戦勝図)
ローマとの戦いの勝利を誇示
シャープール1世の前にひざまずくローマ皇帝
(ナクシュ・ロスタム)
その他
家族と高官(バフラム2世の家族と高官)
その他
家族と高官(バフラム2世の家族と高官)
(ナクシュ・ロスタム)
アケメネス朝の王のイメージは王座担ぎのレリーフのように同盟国との和の関係を
重視しているように見えるが
ササン朝の王は断崖浮彫からイメージすると権力や力による統治を第一に考えたと
言えないだろうか
イラン・イスラム共和国 (2014年10月)
アケメネス朝の王のイメージは王座担ぎのレリーフのように同盟国との和の関係を
重視しているように見えるが
ササン朝の王は断崖浮彫からイメージすると権力や力による統治を第一に考えたと
言えないだろうか
イラン・イスラム共和国 (2014年10月)
私のイラン⑧ヤズド沈黙の塔 ― 2015/01/07 09:34
沈黙の塔は風葬を行っていた施設である
ゾロアスター教では火・水・大地を汚すことを嫌った
死者を風葬したのはその意に適っているのだ
ヤズドに到着するころ太陽はすでに落ちていた
沈黙の塔は二基あった
ゾロアスター教では火・水・大地を汚すことを嫌った
死者を風葬したのはその意に適っているのだ
ヤズドに到着するころ太陽はすでに落ちていた
沈黙の塔は二基あった
右手の奥の塔に登るのだ
近づくとパンフレットで見かけた同じ景色となった
頂上へは瓦礫の坂道が伸びる
ガイドから説明を聞いてから登り始める
急な道を苦もなく頂上入口に到着
街に灯が目立ってくる時間だ
隣の塔を見るとその方が高く立派そうだ
現在イランでは風葬は禁止されている
頂上には一羽の鳥も飛んでいない
円形の頂上
石畳の床があり真ん中にぽっかりと穴が口をあけている
遺体は石畳の上に並べて置かれ時間をかけて風葬に服す
最後に残った骨は穴の中へ落とされたと言う
街の灯りが煌めいてくる時間になった
まだ登ってくる観光客がいる
群青色に空は暮わたり辺りはすっかり暗くなった
この見慣れない建物は水道施設である
今まで行った国では砂漠をバスで移動中トイレに行きたくなったら
車を停めて男女左右に分かれて青空トイレをしたが
イランツアー中は青空トイレは一度もしなかった
メンバーは大地を汚すことなかれとのゾロアスター教の教えを
忠実に守ったのだ
イラン・イスラム共和国 ヤズド (2014年10月19日)
私のイラン⑦インタビューメモ ― 2014/12/19 20:51
イラン旅行中インタビューしたメモです
イランの事が少しわかります
イランの事が少しわかります
(ペルシャ帝国建国2500年記念アサディータワー)
結婚
女性の名前は変わらない
離婚
男が女に金貨で支払う
子供は男が養育する
平均寿命は
男60歳 女65歳
牛は食べるが豚はNO
教えだから それ以上の意味は私のレベルでは分からない
結婚
女性の名前は変わらない
離婚
男が女に金貨で支払う
子供は男が養育する
平均寿命は
男60歳 女65歳
牛は食べるが豚はNO
教えだから それ以上の意味は私のレベルでは分からない
(ケバブとノンアルコールビール)
民族は
トルコ、グルド、アラブ、トルクメン、アフガンなど地域毎に住んでいる
テヘランは混合して住んでいる
街のあちこちに募金箱があるが
貧富の差をなくそうという考え(教えにもある)国で集める
民族は
トルコ、グルド、アラブ、トルクメン、アフガンなど地域毎に住んでいる
テヘランは混合して住んでいる
街のあちこちに募金箱があるが
貧富の差をなくそうという考え(教えにもある)国で集める
(街かどの募金箱)
イラン・イラク戦争は
イラン革命で弱っていたときに南からイラクが攻め込んで来た
民兵を組織して戦った
成形手術が人気だ
特に鼻を低くする成形
お金になるので成形医師になるのが人気
鼻を成形する目的
高い鼻が邪魔だ
輸入は
中国 全般的なもの
フランス 自動車 技術
ドイツ 工作機械
ロシア これから拡大
石油の産地は
南部で採れる 地下のパイプラインで全国へ
米国は
国民は米国を憎んでいない これから国際社会で生きていくので米国も必要
オバマとロハニが電話で話した これ以上もっと関係が良くなるだろう
国は
土地は国が保有 少子化が問題 税金は8%
海外旅行
自由に海外へ行ける 聖地、イマムの妹の墓
メッカ、イラク、シリア、トルコ、タイ、アゼルバイジャン、アルメニアなど
中近東
イランは中近東との認識 アジアの一部と考えている
スポーツ
サッカー
テヘランに2チームある ペルセポリス(赤ユニホーム)エルテガール(黒〃)
バレーボールはアジアで1位 レスリングも盛ん
イラン・イラク戦争は
イラン革命で弱っていたときに南からイラクが攻め込んで来た
民兵を組織して戦った
成形手術が人気だ
特に鼻を低くする成形
お金になるので成形医師になるのが人気
鼻を成形する目的
高い鼻が邪魔だ
輸入は
中国 全般的なもの
フランス 自動車 技術
ドイツ 工作機械
ロシア これから拡大
石油の産地は
南部で採れる 地下のパイプラインで全国へ
米国は
国民は米国を憎んでいない これから国際社会で生きていくので米国も必要
オバマとロハニが電話で話した これ以上もっと関係が良くなるだろう
国は
土地は国が保有 少子化が問題 税金は8%
海外旅行
自由に海外へ行ける 聖地、イマムの妹の墓
メッカ、イラク、シリア、トルコ、タイ、アゼルバイジャン、アルメニアなど
中近東
イランは中近東との認識 アジアの一部と考えている
スポーツ
サッカー
テヘランに2チームある ペルセポリス(赤ユニホーム)エルテガール(黒〃)
バレーボールはアジアで1位 レスリングも盛ん
(朝の停留所(ヤズド))
学校
公立 授業料無料 教科書は有料
私立 高い学費 大学並みの費用がかかる
権力者
政治家、聖職者
神学校
中学から神学校へ 神学校は大学の学歴に値する
モシュタヘに認められることで力を与えられる
ラクダの飼育
食べるために飼う
ヒジャーブ
女性は9歳から被る 大人の身体になったら被る
ヘアーサロン
男女別々の店がある 女性用のサロンの美容師はすべて女性
娯楽
ハイキング
お正月
ノールーズの13日間(3月21日~)
家族が集まる お年玉がでる 7つのSを使った正月料理
花火 火に病気をうつす 鍋をスプーンでたたく
最後の13日目は自然の日で屋外へ出かけて楽しむ
イラン人の人気者
1位 キュロス大王(アケメネス朝ペルシャ)
2位 モサッデク(石油の国有化)
3位 ハタミ大統領
イラン・イスラム共和国 (2014年10月)
学校
公立 授業料無料 教科書は有料
私立 高い学費 大学並みの費用がかかる
権力者
政治家、聖職者
神学校
中学から神学校へ 神学校は大学の学歴に値する
モシュタヘに認められることで力を与えられる
ラクダの飼育
食べるために飼う
ヒジャーブ
女性は9歳から被る 大人の身体になったら被る
ヘアーサロン
男女別々の店がある 女性用のサロンの美容師はすべて女性
娯楽
ハイキング
お正月
ノールーズの13日間(3月21日~)
家族が集まる お年玉がでる 7つのSを使った正月料理
花火 火に病気をうつす 鍋をスプーンでたたく
最後の13日目は自然の日で屋外へ出かけて楽しむ
イラン人の人気者
1位 キュロス大王(アケメネス朝ペルシャ)
2位 モサッデク(石油の国有化)
3位 ハタミ大統領
イラン・イスラム共和国 (2014年10月)
私のイラン⑥王家の礼拝所シャイフ・ロトフォラー・モスク ― 2014/12/15 22:37
金曜日のモスクは大衆のための礼拝所である
イスファハンのイマーム広場には王家専用だった礼拝所がある
それがシャイフ・ロトフォラー・モスクである
暮れなずむイマーム広場
イスファハンのイマーム広場には王家専用だった礼拝所がある
それがシャイフ・ロトフォラー・モスクである
暮れなずむイマーム広場
この時間モスクの正面入口の扉は固く閉められている
翌朝正面入口に立つ
玉ねぎ型のドームはベージュ色を基調として黒やトルコ・ブルーのモザイク・タイルで文様が描かれている
正面入口の外壁は青を基調としたクエルダ・セカ・タイルの装飾だ
正面入り口から入ると暗くて狭い通路を進む
暗い通路から急に礼拝室の入口に行き着くと
あふれる光の煌めきにウォーと思わず驚きの唸り声が出る
それほど唐突に美の世界に入るのだ
煌めきの仕掛けはドームの基底部に並んだ格子窓だ
思う存分自然光を取り入れその各々が干渉し合い彩色タイルの壁に反射することで
荘厳な空間を作り出している
また干渉し合った光はドーム天辺に太陽の移動とともに移ろう孔雀の光の尾を生じさせる
ミヒラーブの上部にも聖地からの強力な光を取り込む窓が開けられている
ミヒラーブ内壁に刻まれた文字はこの装飾が行われた年号を示すものなのだろうか
どこかに1616年に装飾が行われたという銘文があると言う
今一度ドーム天井を見る
放射状のレモン形の模様は神の宇宙を現しているようだ
ドームが架けられた礼拝室だけの小規模なモスクでしたが豊かな色彩、精微な模様、光に煌めきなどとても美しいと感じた
イラン・イスラム共和国 イスファハン (2014年10月)
私のイラン⑤イランで見た鳥たち ― 2014/12/14 21:36
イラン旅行で見かけた鳥 名称は不明です
テヘランにて
ゴレスターン宮殿
テヘランの官公庁街にあるカジャール朝の宮殿
ペルシャ式庭園があります
テヘランにて
ゴレスターン宮殿
テヘランの官公庁街にあるカジャール朝の宮殿
ペルシャ式庭園があります
庭園の梢に鳥影が
手前はカラスでしょうか羽根の色はぶち(以下ぶちカラスと呼ぶ)
後にオームみたいな鳥が2羽
アサディ・タワー
芝生に1羽の「ぶちカラス」が散歩
ゴレスターン宮殿のぶちよりは白色が多い
ヤズドにて
ヤズド郊外のザクロ畑
ザクロのデザート
早朝ザクロ畑を散歩の帰り見かけた鳥
イスファハンにて
金曜日のモスク
モスクの中庭を飛び立つ鳩たち
中庭とドームの屋根が溜まり場だ
イマーム広場
池の端で憩うひとびと
ぶちカラスも気持ち良く水浴びする「ぶちからす」
水浴びを済ませたぶちカラス何故か水道の蛇口をひねる
目に入ったのはカラス?ばかりでした
イラン・イスラム共和国 (2014年10月)
私のイラン④ヤズドの金曜日のモスク ― 2014/12/04 15:28
金曜日のモスクは町に一カ所設けられています
正式にはジャーメ・モスクと言いジャーメとは皆のという意味です
イスラムの国は金曜日が休みでひとびとはこのみんなのモスクに集まりお祈りをします
そして都市の発展に従ってモスクも規模を拡大してきました
街路樹が並ぶ歩道を行くとモスクの正門に辿り着く
建て幅が狭いミナレットは鬼の角のようだ
このミナレットはイランで最も高いと言われているが
イーワンの上に建てられているのであまり高いとは感じさせられない
正式にはジャーメ・モスクと言いジャーメとは皆のという意味です
イスラムの国は金曜日が休みでひとびとはこのみんなのモスクに集まりお祈りをします
そして都市の発展に従ってモスクも規模を拡大してきました
街路樹が並ぶ歩道を行くとモスクの正門に辿り着く
建て幅が狭いミナレットは鬼の角のようだ
このミナレットはイランで最も高いと言われているが
イーワンの上に建てられているのであまり高いとは感じさせられない
ムカルナスの半円形のドームがありその下部の窓は抜けていて青空が見える
このモスクの歴史はササン朝ペルシャまでさかのぼる
ササン朝はゾロアスター教を国教に定めこの地にゾロアスター教寺院を設けた
時代は下りチムールの14世紀中頃ここにモスクが建てられた
壁を蔽う飾りは彩色タイルを模様に合わせ欠いて嵌め込んだもので
大変手間がかかった分美しさが際立つ
ハシティー(玄関)の木製の扉を抜け中庭にはいる
中庭に面したイーワーンは1基でその奥にドームがある
イーワーンの土台に大理石を使うのがイランのモスクの特徴のようだ
奥に進む
ミヒラーブの前でキプラに向いてお祈りする女性
ミヒラーブの装飾の中に文字を見つける
これは建築を手掛けた建築家のサインであるのだろうか
それにしても模様はなんて美しいことか
見上げるとドーム天井の装飾は水色が基調だ
花々が浮かぶ天空の泉のようだ
神聖な空間をつくるドームを後にする
日差しの強いサハン(中庭)は眩しい
周囲にアーチが並びその奥にシャベスタン部屋(祈りの部屋)がある
祈りの部屋の天井には天窓があり自然の光が降り注ぐ
床には赤い絨毯が敷かれ緑のカーテンで男と女の領域を区切っている
今日は日曜日なので祈りの集会に訪れるひとの姿はない
アーチ型の窓にはいつしかステンドグラスが嵌め込まれ色彩を加えた
部屋の入口に六角形の土塊を入れた箱が置かれていた
これを一つづつ手にして入り目の前の床に置きこれに額を付けてお祈りするのだ
祈りの部屋専用のミヒラーブと聖職者が講義するための演台もある
そして聖職者の墓もあるようだ
祈りの部屋を出てサハンに戻る
真ん中のアーチから黒い人影が消えた
行ってみると裏門とも思える小さな出入り口があった
扉はここも模様が彫られた木製である
裏門の外は通りが横に伸び先程出て行った黒い影が去っていくのが見えた
今日は日曜日であるがお祈りにみえたのであろうか
もう帰る時間だ
人影を見送って裏門をくぐりサハンに戻る
正面は最初に入ったイーワーンとドーム
時は過ぎてもあい変らず空に雲ひとつない
ミナレットの影も人影も短くなってきた
帰る時間です
連立するめずらしいミナレットを見上げながらさよならしました
女性はモスクに入ってお祈りができないなんていうところもあったけど
イランでは女性もお祈りにモスクを使えるということなのでほっとしました
町中では理髪店は男性と女性別に店があり女性店には男性の理髪師はいないとのこと
男女共学なっていうのもないのかも・・・いろいろ日本の生活とは違いがあるようだ
イラン・イスラム共和国 ヤズド (2014年10月20日)
私のイラン③詩人のふるさとシラーズ ― 2014/11/27 15:48
シラーズは詩人の故郷であると言う
イランの人々詩を愛する そして詩人を尊敬する
だから詩人を祀る立派な廟がある
イランの人々詩を愛する そして詩人を尊敬する
だから詩人を祀る立派な廟がある
宮廷詩人のハーフェズは
恋と酒と自然美をテーマに詩を詠んだという
現地ガイドはハーフェズの棺に刻まれた詩を詠んだ
1そなたと結ばれる吉報はいずこ、私は生命を捧げよう
私は天国の鳥、この世の罠から抜け出そう
(シラーズ エラム庭園)
2そなたへの愛に誓って、私を自分の奴隷と呼んでくれるなら
私は時間と空間の支配から抜け出そう
3神よ、私が埃のように消え去る前に
お導きの雲から慈雨を降らせ給え
2そなたへの愛に誓って、私を自分の奴隷と呼んでくれるなら
私は時間と空間の支配から抜け出そう
3神よ、私が埃のように消え去る前に
お導きの雲から慈雨を降らせ給え
(ハーフェズ廟のドーム天井)
4わが墓の傍に酒を持ち楽師を連れて坐れ
そなたの芳香で私は墓から踊りながら起き上ろう
4わが墓の傍に酒を持ち楽師を連れて坐れ
そなたの芳香で私は墓から踊りながら起き上ろう
(イスファハン 四十柱宮殿)
5麗しい歩みの恋人よ、立って姿を見せよ
私は踊りながら生命とこの世に別れを告げよう
5麗しい歩みの恋人よ、立って姿を見せよ
私は踊りながら生命とこの世に別れを告げよう
(カシャーン フィン庭園)
6老いたりとも一夜私をしっかり抱いてくれ
翌朝私は若返ってそなたの傍から起き上がろう
7死ぬ日、そなたに会う一瞬の猶予をくれ
ハーフィズのように、私は生命とこの世を捧げよう
6老いたりとも一夜私をしっかり抱いてくれ
翌朝私は若返ってそなたの傍から起き上がろう
7死ぬ日、そなたに会う一瞬の猶予をくれ
ハーフィズのように、私は生命とこの世を捧げよう
詩はすばらしい
異文化から昨日来た私が時を越えて解りあえる
異文化から昨日来た私が時を越えて解りあえる
イラン・イスラム共和国 シラーズ (2014年10月18日)
私のイラン②バラの耀きローズモスク ― 2014/11/26 10:58
シラースの花は「バラ」であるという
その市内にあるナシル・アル・モルク・モスクは別名ローズモスクと呼ばれている
ステンドグラスが礼拝堂の空間の色つけに使われており
バラをモチーフにしたモスクは宮殿の雰囲気を漂わせる
午前中だけステンドグラスの耀きが見られるので
朝早くから観光客がつめかける
その市内にあるナシル・アル・モルク・モスクは別名ローズモスクと呼ばれている
ステンドグラスが礼拝堂の空間の色つけに使われており
バラをモチーフにしたモスクは宮殿の雰囲気を漂わせる
午前中だけステンドグラスの耀きが見られるので
朝早くから観光客がつめかける
中庭の中心に四角形の池があり
その先に六角形のミナレットとイワーンがある
右側の建物は礼拝の間があり朝の光を取り入れるべく
すでに窓の白いカーテンは開けられていた
礼拝の間に靴を脱いで入る
朝の光はステンドグラスを通して部屋をうすく桃色に彩る
イスラムの模様であるならばステンドグラスや光のその空間的効果も許される
ということをあらためて理解できた
ステンドグラスはキリスト教の教会だけのものではなかったのだ
中央の間はミヒラーブに突き当る
孔雀の羽根のように広がりバラの花を織り込んだドーム天井
バラで彩られるミヒラーブ
ミヒラーブのムカルナスもバラだ
中庭に出てピュアーな光を身体いっぱい取り入れる
2基のミナレットを載せたイワーンの半ドーム天井を見上げて深呼吸
イワーンのムカルナス
蜂の巣のような鍾乳石のような
バラの壁
バラの天使たち
左端のうつむく老女は天使の将来を見通しているのか
教会のように空間をにじませるようなステンドグラスの光の効果は見られなかったが
初めて朝のモスクのステンドグラスを体験できました
イラン・イスラム共和国 シラーズ (2014年10月28日)
私のイラン①栄光のアケメネス朝ペルシャ ― 2014/11/18 09:27
未知の世界へ踏み込むような気持ちでイランへ飛んだ
アケメネス朝ペルシャの遺跡に触れたり都市ごとのモスクを見ることなど短い時間であるがなんとかイランイスラム共和国の感じを掴みたい考えていた
アケメネス朝ペルシャの遺跡はテヘランの考古学博物館、ペルセポリス、パサルガダエ、ナクシュ・ロスタム、ヤズドで触れることができた
シラーズからヤズドへ向う街道の途中のパサルガダエにはアケメネス朝創成期の遺跡がある
アケメネス朝の故郷パサルガダエの風景
アケメネス朝ペルシャの遺跡に触れたり都市ごとのモスクを見ることなど短い時間であるがなんとかイランイスラム共和国の感じを掴みたい考えていた
アケメネス朝ペルシャの遺跡はテヘランの考古学博物館、ペルセポリス、パサルガダエ、ナクシュ・ロスタム、ヤズドで触れることができた
シラーズからヤズドへ向う街道の途中のパサルガダエにはアケメネス朝創成期の遺跡がある
アケメネス朝の故郷パサルガダエの風景
オリエントを支配するアケメネス朝を築きあげたのはキュロス2世(大王)だ
パサルガダエにはその遺跡が残る
キュロス大王の宮殿
水路の跡
堀は浅く水量は少なかったようだ
有翼精霊のレリーフ
どのような神が祀ったのか
キュロス大王墓
もっとも興味深いのはキュロス大王の墓である
この墓の形と他のものとを比較する楽しみが増えた
ペルセポリス
アケメネス朝ペルシャの主要都市はバビロン(王の冬宮)、エクバタナ(王の夏宮)
スーサ(行政府所在地)とペルセポリス(新年の祭典(ノールーズ))である
ペルセポリスはダリウス大王が建設を開始したものだ
ペルセポリスの遠景
祭典の舞台は配下の国家を圧倒するものでなければならない
ダリウス大王の像(イラン考古学博物館)
ペルセポリスの建設を開始したダリウス大王の像(エジブト製造)
多分に東洋的な衣装に驚く
アケメネス朝ペルシャの勢力範囲が土台に記してある
アバダーナ(謁見の間)
36本の柱が支えた謁見の間では各国の使節団を迎えて新年の儀式を執り行った
ダリウス大王謁見の図(イラン考古学博物館)
アバダーナではこのように使節団と謁見したのであろうか
ダリウス大王が謁見する姿がレリーフとして残されている
ダリウス大王の椅子の後ろ同じレベルに立つ王はクセルクセス1世?
アパダーナ階段のレリーフ
アパダーナは30段ほどの土台の上に建っている
階段の土台の壁には民族衣装を身に付け特産物を貢物として献上に訪れた使節の様子が
描かれている
使節団の数は23カ国にもおよぶ
メディア人から始まり最後は23番目のエチオピア人である
壷と馬車を献ずるアルメニア人
3段あるうち2段目の最初に(最初から8番目)アルメニアの使節が描かれた
ダリウス大王の宮殿(タチャラ)
儀式のため滞在する王の宮殿もある
クセルクセス1世の宮殿(ハディシュ)
クセルクセス門
クセルクス1世が築いたクセルクセス門は各国の使節団を迎えたことだろう
ナクシュ・ロスタム
ペルセポリスから北東6キロの断崖ナクシュ・ロスタムに王たちの墓所がある
この墓所はクセルクセス1世、ダリウス大王、アルタクセルクセス1世、ダリウス2世
とされている
このうち銘文で確認されている墓はクセルクス1世の墓のみと説明があった
クセルクセス1世墓
十字架の形をした全体像、2段の王座担ぎ
王座の上では中央にアフラ・マズダを配した王の礼拝
4本の柱のホマ柱頭の部分は柱と梁との組み合わせが見て取れる
ゾロアスター教
王墓や神殿などに刻まれたアフラ・マズダはアケメネス朝ペルシャの時には
ゾロアスター教が王朝の精神面で支えてとなっていたと思われる
アフラ・マズダ神(ヤズド)
ゾロアスター教は拝火教ではない
新年祭ノールーズの習慣と仏教のそれは似ていると言う
ヤズドの神殿では今も聖なる火が燃え続けている
未完成の門
ダリウス3世の時アレクサンダー大王との戦いに破れアケメネス朝は滅亡した
この時建設中の門は未完成のままペルセポリスに残されている
キュロス大王が築いた古代王国アケメネス朝ペルシャ
イランの人々が人気ナンバーワンのあげる意味が納得できた
イランイスラム共和国 アケメネス朝ペルシャ遺跡 (2014年10月)
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