城址を訪ねる③沼田城 ― 2016/03/30 16:57
ふるさとはNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台となっていることで盛り上がりを見せている 威容を誇る岩櫃の山塊は私の家の窓から常に見える位置に鎮座している
記憶の中で残る沼田城址は公園の鐘楼であった
記憶の中で残る沼田城址は公園の鐘楼であった
沼田城の形はどのようなものであったのか??
正保年間につくられた正保城絵図にそのかたちが見て取れる
捨曲輪とある高台が最初に沼田万鬼斎が築城した蔵内城にあたる
そこには真田昌幸の策略で謀殺された沼田平八郎の首と載せた石と伝えられる平八石が祀られている
沼田城を与えられた信幸は慶長2年五重の天守を造営したと伝えられている
しかし真田の支配は五代で改易となり天和2年に城は全て破却され堀も埋められてしまった
当時の偲ぶものと言えば
西櫓台の石垣
樹齢400年以上と言われるヒガンザクラ
築城された小高い丘からの雄大な眺め
である
最近建てたと分かる信幸と小松姫の真新しい像
最近建てたと分かる信幸と小松姫の真新しい像
とにもかくも「真田丸」放送開始されこの公園を訪れる人が多くなっているようだ
観光案内所には真田丸出演の役者さんたちも地域の観光に一役買っている
子供の頃は真田十勇士の物語に出てくる猿飛佐助、霧隠才蔵や大阪の陣で活躍した真田幸村ぐらいが興味の的であった
岩櫃城は吾妻太郎や斎藤氏、沼田城は沼田氏とこの地域の勢力が治めていたが、武力知力に勝る真田に滅ぼされて支配された地域なのである 小松姫の物語がこれほど有名であっても古くから真田信幸や小松姫の像が建てられなかった心情がここにはあるのかも知れない
群馬県 沼田市 沼田城址 (2016年3月25日)
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