私のイラン③詩人のふるさとシラーズ ― 2014/11/27 15:48
シラーズは詩人の故郷であると言う
イランの人々詩を愛する そして詩人を尊敬する
だから詩人を祀る立派な廟がある
イランの人々詩を愛する そして詩人を尊敬する
だから詩人を祀る立派な廟がある
宮廷詩人のハーフェズは
恋と酒と自然美をテーマに詩を詠んだという
現地ガイドはハーフェズの棺に刻まれた詩を詠んだ
1そなたと結ばれる吉報はいずこ、私は生命を捧げよう
私は天国の鳥、この世の罠から抜け出そう
(シラーズ エラム庭園)
2そなたへの愛に誓って、私を自分の奴隷と呼んでくれるなら
私は時間と空間の支配から抜け出そう
3神よ、私が埃のように消え去る前に
お導きの雲から慈雨を降らせ給え
2そなたへの愛に誓って、私を自分の奴隷と呼んでくれるなら
私は時間と空間の支配から抜け出そう
3神よ、私が埃のように消え去る前に
お導きの雲から慈雨を降らせ給え
(ハーフェズ廟のドーム天井)
4わが墓の傍に酒を持ち楽師を連れて坐れ
そなたの芳香で私は墓から踊りながら起き上ろう
4わが墓の傍に酒を持ち楽師を連れて坐れ
そなたの芳香で私は墓から踊りながら起き上ろう
(イスファハン 四十柱宮殿)
5麗しい歩みの恋人よ、立って姿を見せよ
私は踊りながら生命とこの世に別れを告げよう
5麗しい歩みの恋人よ、立って姿を見せよ
私は踊りながら生命とこの世に別れを告げよう
(カシャーン フィン庭園)
6老いたりとも一夜私をしっかり抱いてくれ
翌朝私は若返ってそなたの傍から起き上がろう
7死ぬ日、そなたに会う一瞬の猶予をくれ
ハーフィズのように、私は生命とこの世を捧げよう
6老いたりとも一夜私をしっかり抱いてくれ
翌朝私は若返ってそなたの傍から起き上がろう
7死ぬ日、そなたに会う一瞬の猶予をくれ
ハーフィズのように、私は生命とこの世を捧げよう
詩はすばらしい
異文化から昨日来た私が時を越えて解りあえる
異文化から昨日来た私が時を越えて解りあえる
イラン・イスラム共和国 シラーズ (2014年10月18日)
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