26ふるさと夏①初夏の散歩道2014/06/19 10:01

夏至が近づいた早朝
この山間の町でも深夜便が終わる5時前に太陽は既にのぼってくる

今朝は靄がかかり真珠玉のお日様が出迎えた
初夏朝の散歩道

無事田植えが済んで何日が経ったろうか
苗が成長する音が聞こえるような静けさのなか歩く
初夏朝の散歩道

今朝も逢えたお日様に手を合わせる
初夏朝の散歩道

散歩道の花
水滴をつけたあおいは首を垂れ眠りから覚めず
初夏朝の散歩道

植えたばかりの葱苗は濡れた布団に身体を横たえ起きようとしない
初夏朝の散歩道

いち早くお日様の光を享受した雲は頭上で耀き
初夏朝の散歩道

その白い姿を田鏡に映して舞台にあがる身なりを整えている
初夏朝の散歩道


今朝の散歩もおわりに近づく
すっかり明るくなりかずま山塊の線が美しい
初夏朝の散歩道

 
役が終わり緊張が解けた
こころが軽くなった分散歩道の足取りは軽い
しかしその足取りは風にも飛ばされてしまうほどふらふらである



         群馬県 中之条町  (2014年6月中旬)


イギリス小紀行④二つのCASTLE2014/06/19 17:03

今回はこの旅で出合った二つのお城CASTLEです
いずれも王族や貴族が住んでいた館だ

ボウィスキャッスル(POWIS CASTLE)
 ジョージ・ハーバートとその妻バイオレットが住んでいたというお城
 

 全景
  新緑の色鮮やかさが織りなす広いガーデン
  城の持ち主はここでホックスハンティングなど狩猟を十分楽しめたであろう
  城は自然の景観にはまり込んで崖の上に建っている
POWIS CASTEL

 OLARIA
  断崖に花壇のテラスが4段ある
  そこで見つけたのがこの花
  タグにはオレアリアと名前が標記され
  
  COMBER’S BLUE と書いてあった
  鮮やかなむらさきが気に入った
OLEARIA?

 鶴の羽ばたき
  広いガーデンには森や池があり鳥たちも集まる
  池から二羽の鶴が飛び立った
  貴族が住んでいればさっそく鉄砲の引き金を引いたことだろう
  白鳥は無事に舞いあがり静まり返ったガーデンに羽音と鳴き声が響き渡った
ポウィスキャッスル二羽の白鳥


シュードリーキャッスル(SUDELEY CASTLE & GARDENS)
  ヘンリー8世の最後の妻キャサリン・パーが住んでいたというお城

 全景
  小鳥が鳴き止まないほどの雨が舞い降り
  城内の緑を引き立たせる
  
SUDELEY CASTLE

 GARDENS
  ツゲを刈り込んだ高い生垣が庭園を区切り
  芝生に壷やカップやハットの形に刈り込んだツゲの造形が並んでいる
SUDELEY CASTLE GARDENS

  園内の教会
   ヒマラヤ杉の大木をバックにして教会が建っている
   名前はST.MARY'S CHURCHとある
   王族は宮殿の中に礼拝堂を設けるがここは別棟仕立てだ
   ここは墓場で地下には貴族の棺が並んでいるのかも知れない
シュードリー キャッスル セントマリア教会

    天井は木造の格子天井でゆるくカーブして船底のようだ
    窓にはステンドグラスがはめ込まれ
    内陣は仕切りの柵が設けられ床が一段高くなっている
シュードリー キャッスル セントマリア教会

    柵の右隅に鷲の置物が見えた
    どこかの教会でも見た羽を広げた鷲
    近くに寄ってみると聖書を載せる台であるようだ
    鷲は権威の象徴、聖書の権威を示すものだ
シュードリー キャッスル セントマリア教会


 チューリップ
  バラはまだ早い4月下旬庭園はチューリップが彩っていた
  夕時となった
  雨はしとしと降り続け小鳥たちも鳴き止むことを忘れていた
SUDELEY CASTLE GARDENS

 ここでは白鳥やシジューカラなどが確認できました
 小鳥の声はたくさん聞けたのですが何の鳥なのかは判別不明です

      イギリス イングランド (2014年4月)

てくてく榛名・相馬山1411メートル2014/06/21 05:28

上州の名峰榛名山
 相馬山は牙のように尖っていて高さは2番目である
 北側の標高370メートルの私のところから見る榛名山の姿は
 海に浮かぶ帆船団ように横になだらかに続いているが
Mt.haruna
 南側の高崎前橋方面から眺めると山容は厳しさをむき出しにした戦艦で
 そのなかで屹立した峰が相馬山である
Mt.haruna


今回の登山コース
松の沢グランド駐車場~松の沢峠道から関東ふれあいの道を辿る~
スルス岩~スルス峠~ヤセオネ分岐~相馬山山頂
相馬山山頂~ヤセオネ分岐~スルス峠~ゆうすげの道~松の沢グランド駐車場
Mt.souma登山コース

昨晩は強い雷雨があった
そのため山麓一帯は霧が立ち込め視界悪し

5時40分 松の沢グランド駐車場 出発
Mt.souma

5時44分 登山口(関東ふれあいの道案内板)
        関東すれあいの道をスルス岩を越えるコースに入る
Mt.souma

        ふれあいの道は学習の道でもあります
Mt.souma

        スルス岩の一部と思われる岩
        スルス岩の全容不明のまま過ぎる
Mt.souma

     行者窟という道標がある
        スルス岩に穿たれた行者の修行の場
        
        
Mt.souma 行者窟

6時14分 ゆうすげの道へ下る分岐
        沼の原のゆうすげの道から直接登ることもできる
        帰路はここから沼の原へ下る
Mt.souma

6時17分 磨墨(スルス)峠お休み場
        スルスとは臼のことで臼に似た岩がある峠なので
        スルス峠という説明書き
Mt.soumaマルス峠

        スルス峠を過ぎると道は急になる
        木道や石段が整備されていた
Mt.souma

     突然カエルが飛び出した
        交尾を終えて山へ帰る(カエル)ところか?
        カエルの合唱が遠くで聞こえてくる
Mt.soumaかえる

        霧の晴れ間から榛名富士の頂が見えた
Mt.souma

6時42分 ヤセオネ峠分岐
        鳥居の前を左に下るとヤセオネ峠方面だ
Mt.souma

     相馬山大鳥居
Mt.souma鳥居

     大鳥居をくぐりいよいよ相馬山頂上へアッタック
        ここからさらに急登となる
        鎖場は鉄の階段など岩場の道を登る
Mt.souma鎖場

7時21分 相馬山山頂 1411メートル  到着
        山頂付近はカエルや蝉の鳴き声でにぎやかだった
Mt.souma頂上

        石祠の屋根で羽化する蝉
Mt.souma頂上蝉

        榛名神社の末社として始まったという黒髪山神社の拝殿がある
        また峰のいたるところに講により神々が祀られている
        この山は現役の信仰の山だ
Mt.souma頂上神々

        頂上から関東平野を望む
        霧が晴れず頂上からの大展望見えず
Mt.souma頂上

7時44分 相馬山山頂 下山開始
8時09分 ヤセオネ峠分岐
8時40分 スルス峠お休み場
        岐路に顔を出したスルス岩 確かに臼の形をしている
Mt.souma

8時43分 ゆうすげの道への分岐
8時48分 ゆうすげの道
        沼の原を回るゆうすげの道に出る
        榛名富士が見えた
Mt.soumaユウスゲのみち

        沼の原のレンゲツツジ
Mt.soumaゆうすげのみち

9時07分 松の沢グランド駐車場  到着
     (合計3時間27分)

  二十歳ごろ初日を拝むため大みそかの夜に登ったのが最初
  その時から45年が過ぎる
  今回山は信仰の山として生き続けていること認識させられた
  「てくてく」なんていうタイトルの表現は申し訳ないという素直な気持ちだ
  

  360度周りは山である私のふるさとの町
  周囲の山々を見ながら育った私にとってひとつひとつ愛着がある
  南側に位置する榛名山もそのひとつで
  相馬山はもう一度登りたいと思っていた山だった


 
 
 
   群馬県  榛名山塊 相馬山  (2014年6月20日)

イギリス小紀行⑤水辺のスケッチ(ボートン・オン・ザ・ウォーター)2014/06/23 10:32

コッツウォルズ地方のボートン・オン・ザ・ウォーターでのⅠ時間
川の流れに沿って歩いてみた

小川よりもう少し広い流れ
 石橋が幾重にも渡される
ボートン・オン・ザ・ウォーター

鳥たちが朝の訪れを喜び自由に水面を泳ぎまわる
 朝は鳥にとっても気持ち良いのだろうか
 水面が波立つほどにぎやかだ
ボートン・オン・ザ・ウォーター

木陰で流れを見おろしている鳥
  カモメのようでもあるが? 
ボートン・オン・ザ・ウォーター

ひとたちが水辺に集まってきた
 お隣さん同士で犬のお散歩
   朝から観光客がいるようだけれど中国人かしら?
   ちがうよ!
   しかし英国人は犬好きが多いね
   すれちがっても吠えられることはなかった
   きちっと躾されているのだろうな
ボートン・オン・ザ・ウォーター

  親子で朝のジョギング
   お母さんといっしょのジョギング
   息子はしあわせいっぱいだろうな
ボートン・オン・ザ・ウォーター

  水辺のミーティング
   みなさんお集まりください
   では本日のスケジュールを説明します
ボートン・オン・ザ・ウォーター

  流れで遊ぶ女の子
   お父さんが上流でおもちゃの魚を流す
   その下で娘が網ですくい上げて遊んでいる
ボートン・オン・ザ・ウォーター

  乗馬も日常なのだ 
   高校生かな?馬も自然に溶け込んでいる
ボートン・オン・ザ・ウォーター

ボートン・オン・ザ・ウォーターの風景(その1)
 イギリスを思わせる景色だ
ボートン・オン・ザ・ウォーター
 

岸辺の家々では庭の花壇を手入れを欠かさない
 散歩のひとびとを楽しませる花壇
ボートン・オン・ザ・ウォーター

ボートン・オン・ザ・ウォーターの風景(その2)
 橋のアーチと樹木のアーチをくぐって川は流れる
ボートン・オン・ザ・ウォーター

ガイドなしのフリーの散歩
こころに美しい風景を自分なりしみこませるだけで十分だ

    イギリス ボートン・オン・ザ・ウォーター (2014年4月26日)

イギリス小紀行⑥ブロンテ姉妹の里ハワース2014/06/24 19:15

ジェーン・エアや嵐が丘の物語を生みだしたブロンテ姉妹の里ハワース
60分自由散策の切り取り

ブロンテ姉妹の里ハワース(Hauorth)が近づく
 キイリー付近の風景
ハワース

ノース・ストリートの駐車場でバスを降りブロンテ博物館を目差して登る
 チェンジゲートの坂
ハワーズ

ハワース教会区教会の正面へ辿り着き左右の様子を見る
 教会の前の小広場
ハワース

 右手にはブランウェルが入り浸ったというパブがある
 パブ・ブラックブル
ハワース

小広場から石畳のチャーチ・ストリートを登っていくと教会の裏は森で墓地がある
 ハワース教会区教会裏
ハワース

教会の裏から墓場を横切ってペニストン・ヒルへ続く小道へ入る
ハワース

暗い墓地を抜けると道は明るい牧草地を貫いて続いた
図上では小鳥が鳴きやまない
その道はブロンテ・ストリートと付けられていた
ペニストン・ヒルが見える場所まで行く時間はとてもないので途中十字路で引き帰す
 ブロンテの小道(帰路)
ハワース

チャーチ・ストリートまで戻る
墓地の敷地に面してブロンテ一家が生活した牧師館がある

 ブロンテ博物館
ハワーズ

牧師館の窓から見える景色は墓地と丘である
ブロンテ姉妹は窓からこの墓地や丘を窓から眺めて育ったという
 表側から見える墓地
ハワーズ

 裏側から見える丘
ハワース

 ブロンテ三姉妹の像
ハワース

博物館に入り18世紀初頭のブロンテ家の生活の有様が実感できた
またダイニングルームに飾られたジョージ・リッチモンド作のシャーロッテ・ブロンテの肖像画やシャーロッテの部屋の彼女が身に付けたドレスなども直接見れてよかった


      イギリス イングランド ハワース   (2014年4月24日)