ここのところようやく猛暑が退き秋らしくなってきた
家の周りの草むらではコオロギがうごめき
鳴き声は蝉しぐれならぬ
コオロギなど虫鳴りの夜
ベランダのプランターで育ったフウセンカズラ
その茂みは日よけにはちょっと弱い
白い4弁の花から真夏紙風船のように実を膨れさせたのは
プランターのたもとの蜂が活躍した結果でもある
緑の紙風船は
虫の合唱を聴いて茶色に染まった
家の奥さんは
紙風船のようにかわいらしく膨れた実を何かを連想して
フウセンさくらと名付けた
自然はその物語を説明することはない
それを読み解き感じることがよろこびである
降雨なく虫合唱の夜が明ける
群馬県 ふるさと フウセンさくら (2013年8月28日)
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